こどもたちへ
もしおなかがへっていえにごはんがないときは072-840-3035にでんわをするか、おみせにくるか、だれかおとなにこれをみせてください。
ただでおべんとうがたべられます。
学生や大人の皆様へ
平素より枚方名物鳥重弁当の店『車屋』へのご贔屓を賜り、厚く御礼申し上げます。
この度、当店は『車屋こども大人食堂』というものを開設させて頂く事となりました。
趣旨や経緯などについては、ご興味があれば読んで頂けると幸いではありますが、少し長くなりますので先に結論を申しますと。
〝大人や子供や学生など分け隔てる事なく「食事に困った方全員を対象」に当店の弁当を無料で配布します〟
と、いう事になります!
無料でのお弁当をご希望の方は
店舗電話番号072-840-3035
までお電話を頂くか、直接店舗までお越し下さりますと、対応致しますのでお気軽にお問い合わせ下さいませ!
【最重要】
困った時はお互い様なので!
絶対に遠慮しないで下さいね!
生活に困って犯罪を犯したり自分を傷つけたりしますと!
自分にも周りにもとても迷惑がかかりますので!
絶対に遠慮はしないで下さいねっ!
本っっっっっ当に!
極端な話『今月給料日までマジでヤベェな!』位の困ったでも大丈夫ですから!
但し、後述する理由から2023年度分の無償提供分は残り300人前程となっております。
もちろん、定数を超えたからといって直ちに『はいダメー!』とする事はしませんが、限界がある事はご了承下さい🙇♀️
ごめんなさい🙇♀️
【趣旨やこうなった経緯について】
まずは趣旨からですが。
これはもう単純でして、お金が無くてお腹が減ったら、ちょっと意味がわからない位イライラしたりするじゃないですか!
お腹は減るし、情け無いやら悲しいやらで泣きたくなるじゃないですか!
そして、人間イライラすると他人へも自分へも攻撃的になる訳でして、もうどうにでもなれと思う事だってある訳です。
からあげ君のケース割ってパクってやろうかしら!とか。
焼き肉食い逃げしてやろうかしら!とか。
果ては、泥棒してやろうかしら!とか、自分を傷つけてやろうかしら!とか思ってしまう瞬間もある訳です。
そんなはずは無いのですが、まるでそれしか選択肢が無いような錯覚に陥ってしまう瞬間もある訳です。
それでも、例えば私なんぞがからあげ君のケースを割らず、食い逃げも泥棒もせず、自分も傷つけずにここまで生きてこれたのは。
私の人生において何度かあった『これ結構ヤバいな』というタイミングで、隣の家のおばちゃんだったり、よくわからないジジぃなどに助けられたからです。
お腹が減る事はとても悲しい事ですが、もっと悲しい事は、お腹が減ったと誰にも言えぬ事です。
上から受けた恩は下へ申し送る事が、人類にとっての不文律であると信じております。
なので、困った時はお互い様の精神で!
お腹が減ったからお弁当下さい!と、誰もが気軽に言える事が、この『車屋こども大人食堂』の趣旨となります!
そしてここから少し長くなりますが、この『車屋こども大人食堂』を開設するに至った経緯についてお話します。
そもそも当店は、枚方市の福祉協議会や市内のこども食堂などを通じて、単独での食料支援を行っておりました。
そんな折、とある方が当店の活動を見られており『さっきお金を振り込んだので食料支援のヤツに使って下さいー!』とのご連絡を頂きました。
正直なところ、当初はちょっと意味がわからなかったので申し出をお断りしました。
当店が勝手に行なっていた活動でしたので。
何より、そもそもその方は、私の知る限りいわゆるシングルマザーという境遇で、昼夜通して懸命に働き、家族を一人力で支えられている方のはずです。
当店としましては『待って下さい待って下さい!まずはご自分のご家族に!』とお断りをしました。
しかし彼女は『もう振り込んだからっ!いーからいーから!』と返金を拒みました。
そういう事は普通人間には簡単に出来るはずがないので、多分彼女は天使なんだと思います。
これが2022年1月頃のお話で、全ての始まりでした。
その後も地域の子ども支援や、地域のスポーツ振興など、様々な場面でお弁当を通じた活動を行なっておりました。
また同時期に、そういった活動とは全く関係無ところで(話が長くなるので詳しい事は割愛しますが)「弁当屋のファンクラブを作ろうぜ!」というご意見を頂戴する事が増えていました。
車屋ファンクラブ(車屋整備班)
https://kurumayatorijyuu.com/entry/bu
そうして、2022年秋。
当店のファンクラブ、通称『車屋整備班』というものが誕生しました。
これは当初SNS上で数名がノリノリというか悪ノリというか、ワーッと盛り上がって浮上した案でしたが、『どうせやるなら良い事しようぜ!』という事になりまして。
「ファンクラブ入会コースに応じて当店が食料支援を行う」という特典が付く形となりました。
これは当店にとっても大変画期的なシステムとなりまして、店舗の業績や原料費の高騰などとは無関係に一定数の活動を行える体制となりました。
更に、私が以前より危惧していた『万が一私が倒れたりしたらこういう活動はどうなんねん問題』も解消される事となりました。
そして、2023年5月現在までに57名の『車屋整備班』の皆様より、307人前分のご支援を頂き、これに発起人である当店が58人前を足した365人前、つまり、少なくとも1年間1日1人前分のお弁当を困っている誰かに提供出来る体制となりました。
これにより、当店は地域の子ども食堂など様々な施設を通して支援を行っていたのですが、その活動からこれまで、施設などを通して支援する方法の問題点をいくつかご意見頂いて参りました。
大きく分けると次の三つのご意見が多数です。
①支援する属性の限定
② 「困難」などの定義
③施設などを利用する敷居の高さ
①支援する属性の限定
例えば、こども食堂となると、基本的には子供や子育て家庭の為に活用される事が想定され、「学生支援」となると学生のみ、「障害者支援」となると障害者の方のみとなります。
でもですね!
私のようなおじさんだって、若い兄ちゃんだって困る時は困るやん!という話です。
②「困難」などの定義
年収3000万円の家庭は一般的に考えて裕福です。
では、その家庭の全員が食事に困らないかというと、そうとは限らない訳でして。
妹には食事が当然の様に与えられるが、兄は母の機嫌次第では与えられない事なども十分あり得る訳でして!
又、様々な理由から収入が突然減ってしまう事だっていくらでもあり得て、かと言って支出が突然減る訳でもない。
そして「そんな時の為に貯蓄していないなら自業自得だ!」というごもっともな意見を受け止めた上で、現実的にとても困る瞬間もある訳でして。
③施設利用などを利用する敷居の高さ
これは当事者にならないと意味がわからないとは思いますが、気持ちは物凄ぉぉーーくよくわかります。
例えば、食事を与えられない子供がいて、一見すると児童相談所へ行けば良いやんと思うのですが、実は非常に難しく、いきなりはまず無理です。
更に、生活保護受ければ良いやんなども一緒で、いきなりはまず無理です。
違うの!
今なんとかなればその後は頑張ってなんとか出来そうなの!
とか。
とにかく、なんかそういう所が怖いというかなんか怒られそうなの!
など。
理由は様々ですが、一度支援などを受けると怖いとかそういう事は決してないのですが、イメージなどから適切な支援を受ける事が必要な場合でも、そこに至るまでの過程で不安になる事は確かにあります。
そこで、こういった問題に対処する為に考えましたのがこの度の『車屋こども大人食堂』の開設となります。
端的に言うと『全部自前でやれば解決するやん!』となったという事です。
従業員さん達にも相談してみると、幸いにもみんな「良いじゃないですか!とりあえずやってみましょうよ!」と言って貰えたのでやってみます!
上記三点の様な問題点はなぜ起こるのかというと、それは運営費として税金が投入されているからでありまして、公金というものの性質上もちろん厳密に精査される訳でして。
又、むしろされなければ無茶苦茶な事になってしまいます。
その点『車屋こども大人食堂』ひいては『車屋整備班』は100%民間のお金であり、全ては善意と優しさとノリの良さで出来ていますので、細かい事は気にしなくて良いのです!
とりあえず『お腹が減っていて、ご飯に困ればお弁当用意しますから!頼って下さい!』という事以外に何もありません!
最後に3つ!
まず!
しつこいようですが!
必要とされる方は絶対に遠慮しないで下さいっ!
遠慮しないで下さいっ!
次に!
あなたに必要がないとしても、もしあなたの周りに必要そうな人がいたら教えてあげて下さい!
最後に!
これを見て規模の大小はさておき「うちもこういうの出来そうだな!」などと思って頂けたなら!
やるだけやってみて下さい!
全国の各地域にこういうものがあれば!
理論上、誰も困らない様になるというアホみたいな計算が弁当屋の机上ではギリッギリ成り立っておりますっ!
わかります!
とてもよくわかります!
こういうものは、敷居を低くすると不正というか、悪用をする人が出てくるのではないかというご意見はよぉぉぉぉーーーーくわかります!
が!
なんとかなるでしょう!
とりあえずやってみましょう!
ダメなら又その時に考えますっ!
宜しくお願い申し上げます!
枚方名物 鳥重弁当の店
車屋 従業員一同